定置網についてSet net fishing

ここでは定置網について説明させていただきます。

ここでは定置網について説明させていただきます。

毎朝 4時過ぎに網上げ船うらたに丸を私自らが操船して作業を行っております。

宇久港より船で 10分北へいったところに“七蛇ノ鼻”という岬があり、そこに私の定置網が敷設してあります。 岸より 300m沖合いにアンカーロープを入れると全長 500mの中型定置網となります。下の図のように左側の落し網に魚が入る仕掛けになっています。
左の写真は“GoogleEarth”人工衛星から見た若狭湾で、北の方角から見ています。岸辺に波が打ち寄せ、白く泡立っているのがよくわかります。

Uratanimaruうらたに丸

網上げ船 うらたに丸(8トン)

網上げ船 うらたに丸(8トン)

これは夕日じゃなくて朝日です。網上げ見学の時、見ることが出来ます。
Toshiと一緒に網上げに行きましょう。夏の早朝は、以外とすがすがしくっていいもんですよ。

SET NET FISHING定置網

名古屋の土屋氏撮影
ハチマキ姿が、若旦那toshi ですよ。(皆さん、分かりますか?)
ボートに乗ってるのが、親父でーす!

その他定置網写真

その他定置網の動画

Toshi's storyToshiの小話

5月26日の朝に、70kg~80kgのマグロが5本捕れました。そのうちの1本のまさしく網からとりあげた写真です。
もちろんまだ生きています。この後すぐに内臓を除去して、海水氷で急速に冷やしました。
久々の大漁に、思わず笑顔になってしまいました。(2012年10月)
久々に大きな80kgのシロカジキが捕れました!!今年は、何回も入っていたのですが、網が破られてばかりで、なかなか捕る事ができませんでした。
やはり大きな魚を見ると、漁師の血が騒いでしまいます。でもカジキが入るという事は、まだまだ海水温も高いですね。
11月に入れば、海水温も下がって、より魚もおいしくなるでしょう。(2012年5月)
今年の冬のボーナスを海からいただきました。12月12日に寒ブリを3000本捕らせていただきました。本当に海の恵みに感謝です。
今年は、いつまでも海水温が高かったので、あまり期待はしてなかったのですが、本当に自然は分かりませんね!!
鰤大漁の動画はこちらから(2011年12月)
今年の秋は、本当に海が荒れないので、今の所は、かんばしい漁がありません。。。
10月28日に大漁を連れてきてくれる竜宮のお使いのアオウミガメさんが、定置網に入りました。地元の県立大学に海亀サークルがあり、大学生が調査している所です。最後にタグをつけて、お神酒を飲ませて、逃がしてあげました。
ウミガメさん、大漁をよろしくお願いしますよ~っ!!(2011年11月)
今年も昨年に引き続き、大型クラゲの来襲も無く、秋漁真っ只中です。シイラやカジキ、カンパチ、カマスにツバスそして今年は、ハガツオも捕れ出し、毎日、日替わりメニューで捕れてます。皆様ご期待のアオリイカも順調です。またマイカの子供も今年は多く、こんな年は、初めてで、びっくりしております。
びっくりと言えば、先月の9/17に今年2匹目のジンベイザメが入り、すぐに逃がしてあげました。(体長4.5mくらいでした。)3年前からよく入り、温暖化の影響をひしひしと感じております。
(2011年10月)
忙しかったご褒美にさる12/16の早朝、寒ブリ550本が定置網に入りました。
ものすごい水しぶきでケータイでは、きれいに撮れませんでしたが、ご覧ください。
この日のお客様には、もちろん出ましたよ!!(2010年12月)
私の尊敬する、さかな君とのコラボした写真です。夢のような、あっという間の2時間でした。
さかな君、楽しい時間をありがとうございました。(2009年6月)
ようやく今年初のマグロ(本マグロ65㎏)に出会いました!昨年は、8本と出会ったのに、今年は、これで終わりそうです。。。
(2009年6月)
平成20年6月12日にミンククジラが混獲し、販売しました。体長は、4m75cm、約2トン(写真左)
同じく9月には、ジンベイザメが2回も入り、逃がしてあげました。(写真右)
温暖化が進んでおります。
平成15年3月1日の宇久でおきた珍事件です。
前日の夕方、近くの漁師さんが、おぐしゃ浜に3m近いクジラが死んで流れてると聞き、三方町の倉見にある県立海浜自然センターが確か、イルカやクジラの情報を集めている様なことを聞いていたので、一人で船を出して、確認しに行って来ました。
巨体は浜のちょうど中央に打ちあがっていて、目はすでに鳥達にむしばまれていました。目の前まで近づくと、3mどころではなく、5m近いものでした。船に戻って、ケータイで、センターに電話すると、珍しいクジラかもしれないとのことで、再度、連絡するとの事でした。しばらくすると、越前松島水族館から電話があり、ぜひ見たいとの事でしたが、後日との連絡でした。
下あごから、三角形の歯が両方から1本ずつ外側にはえていて、この特徴から、アカボウクジラ科のオウギハクジラと分かり、北の海の深海で暮らしているそうです。
家に戻り、土曜日だった為、包丁を握った瞬間、東京の国立科学博物館から電話があり、急きょ、このクジラを新宿まで運びたいという申し出でした。翌日が、かなり荒れるという予報でしたので、今すぐなら何とか出来ると答えてしまって、運送会社に電話して、すぐにクジラを船で引っ張ってきました。
クジラをクレーンで吊り上げると、いつのまにか、宇久地区の住民達が集まっていて、久々の珍事件となりました。
翌日、クジラは無事に到着し、10時間にも及ぶ解剖で、標本とされるそうです。その翌日は、100万円近い大漁だったので、クジラの恩返し?な~んてね!
私達は、海があるおかげで、また海の恵みをいただいて生活させてもらってます。
さて、人はなぜ海を見ると心が落ち着き、癒されるのでしょうか?
まず、海という字を見ましても、この字の中に母という字が含まれているのに皆さんは、お気づきでしょうか?
この母なる海は、1分間に18回という波を打ち寄せてきます。つまり、ザザーッという音が18回です。これは、私達の呼吸する回数と合致するのです。
この18という数の2倍が36で、これまた、私達の体温と同じです。
この36の2倍が 72で、この数字は私達の心拍数と同じです。
この72の2倍が144で、これは私達の血圧値という事です。
このように、人間は、やはり海から生まれた生物なのかなと思ってしまいます。
以上のことから、私達は、海を眺めているだけで、自然と心が落ち着いてくるらしいのです。
それでは、次回をお楽しみに!
高校に入学して以来、ずっと定置網漁に従事してきましたが、いろんな魚達とめぐり逢うことができました。
ちょっとここで御紹介させていただきます。

高校を卒業した年に寒ブリを2本捕り、何と、1本が 11万円と驚きの値段がつきました。今では到底考えられませんが、一生忘れることはないでしょう。

そして今の定置網をいれた年の夏、日曜日なので漁を休んだら、次の日に 4m近い大きなマカジキが網のめに鼻が刺さって死んでいました。( あ~もったいない )

また、あるときはダイビングのテレビによく出てくる大きなマンタが 4匹も入っていて、逃がしてやるのに必死だったこともあります。

冬場では、アザラシの赤ちゃんが入っていて魚を追いまわしたので小アジが 5匹しか入っていなかった記憶もあります。

そういえば、春にイルカの赤ちゃんが入っていて、漁港内で逃がしたら、一日中泳いでいてテレビのニュースになったこともありましたね。

最後に、忘れもしない平成11年3月15日、体長 10m以上のザトウクジラが迷い込み、本当にビックリしました。うちの船ぐらいはある巨体で、どうしようと考えている間に網を食いちぎって逃げていきました。それはそれで良かったのですが、損害額、しめて80万円には参りました。

まだまだありますが、とりあえずは、こんなところでおしまいにします。

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